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生活百科


【お作法】 手紙の書き方(基本的な手紙の形式)

「eメールは慣れているけど、手紙を書くのは難しい…」という人は多いことでしょう。しかし、手紙文は、基本さえ押さえれば、それほど難しいものではありません。手紙文の基本的な形式をご説明します。

◆手紙文の基本的な形式
手紙文は、以下のような形式で書くのが基本です。基本をふまえた上で、自分なりのバリエーションを作り上げましょう。

1.頭語
改まった手紙では、「拝啓」、「謹啓」などの慣用語を冒頭に。「前略」は改まった手紙では失礼にあたりますので避けてください(急を要する手紙の場合であれば可)。女性なら、一般的な手紙で「一筆申し上げます」などやわらかい表現を使っても良いでしょう。
なお、死亡通知や弔慰状では頭語を使いません。親しい相手への手紙にも頭語は必要ありません。

2.時候の挨拶
その季節にあった挨拶を入れます。詳しくは下表参照。

3.安否の挨拶
先方の安否を聞く挨拶。その後に、自分の安否を記したり、おわびや感謝の言葉を書いても良いでしょう。

4.本文
用件に入る前に、「つきましては」「さっそくでございますが」などの起こし言葉をつけます。一般的な手紙では、「さて」「ところで」を。本文の最後には、結びの挨拶として、相手の健康を気遣うような言葉を入れましょう。

5.末文
結びの挨拶の後に、「まずは、右お知らせ申し上げます」などで締めます。

6.結語
頭語と連動する言葉を。「拝啓」は「敬具」。「謹啓」は「敬白」。「前略」は「草々」。「一筆申し上げます」は「かしこ」。

7.後付け
最後に、日付、差出人の署名、受取人の氏名を入れます。

8.副文
「追伸」などで始まる、書き漏らしたことを追加する文章。改まった手紙で使うのは×。

[改まった手紙の例]
[一般的な手紙の例]

正しい形式で書いても、肝心の内容にミスがあっては困りもの。手紙文を書き終えたら、必ず読み直し、失言や誤字・脱字がないかどうかチェックしましょう。「1字だけ間違えた…」からといって、修正液を使うのは最悪。面倒でも書き直しましょう。

◆時候の挨拶は月ごとに変える
時候の挨拶は、月ごとに変えるのが基本。以下に例文を示しておきましょう。一般的な手紙の場合は、例文に頼らず、自分の言葉で書いた方が好印象を与えますよ。

  改まった場合 一般的な場合
1月 厳冬の候 厳しい寒さが続いておりますが
寒中おうかがい申し上げます
2月 余寒の候 春とは名のみの寒さですが
寒さのなかにも春の気配が感じられるようになりました
3月 早春の候 桃の節句も過ぎ、いよいよ花の季節になります
朝夕はまだお寒うございますが
4月 陽春の候 野にも山にも、草花が咲き乱れております
春たけなわ
5月 新緑の候 風薫るさわやかな五月
若葉のすがすがしい季節です
6月 初夏の候 つゆの晴れ間は、陽光がまぶしいばかり
あじさいが雨に洗われて、美しく咲いています
7月 盛夏の候 梅雨が明けましたら、一気に夏到来の暑さ
暑中お見舞い申し上げます
8月 残暑の候 立秋とは名ばかり、まだまだ暑い日が続いております
日中の暑さは相変わらずですが、朝夕はしのぎやすくなってきました
9月 初秋の候 秋とはいってもまだまだ残暑が続いています
めっきり秋めいて参りました
10月 秋冷の候 街の木々も色づき始め
秋の日はつるべ落としと申します
11月 晩秋の候 菊花のかおる季節
朝晩の寒さが身にしみる季節となりました
12月 初冬の候 年の瀬もいよいよ押し迫ってまいりました
日溜まりの恋しいころ


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お困り百科


めったに出さない正式な手紙のキマリを知りたい!

手紙・はがきは、自分の意志を相手にしっかり伝えることが一番大切です。手紙やはがきを書くときの基本的なマナーは人と人が気持ち良くつきあうための決まりごとです。その美しい体系は和の文化とも言えるでしょう。

正式な用件は手紙をチョイス
一般に、手紙は正式、はがきは略式です。礼状やお見舞い状、お悔やみ状など、相手に気持ちをしっかり伝えたい時は、はがきを避け、手紙を用いましょう。ただし、お中元やお歳暮などの送り状は、はがきを選ぶべき。手紙を使うと、かえって相手に余計な気を使わせることになるからです。

和封筒と洋封筒の表書きは?
封筒には大きく分けて縦長の和封筒と横長の洋封筒があります。和封筒はどんな場合でも、表書き・裏書き共に、縦書きにするのが基本。洋封筒は縦書きでも横書きでもかまいません。表書きを縦書きにした場合には、裏書きも縦書きにし、表と裏を統一させましょう。
ただし、目上の方に出す場合や改まった手紙では、和洋を問わず、縦書きにするのが礼儀です。縦書きの場合は、和封筒と同じ要領で書くといいのですが、行間をやや広めにとるとバランス良く書くことができます。

弔事に二重封筒はマナー違反
最も正式な手紙のときに用いられるのが、白い二重封筒。これは、中の手紙が守られたものであることを意味しています。ただし、お悔やみやお見舞いの手紙では、「不幸が重なる」という意味に通じるとされるので、使わないように。

カラフルな便せんや封筒を使う時は、手紙の内容に注意!
カラフルな便せんや封筒は、手紙を華やかにしますが、お見舞い状やお悔やみ状などで用いると、失礼にあたる場合があります。特に、目上の方に出す場合は、白の縦書きの便せんに、白の定型の封筒を選びましょう。白い紙だから、とレポート用紙や原稿用紙を便せん代わりに使うのは、間に合わせのようで、失礼にあたります。

便せんは2枚以上で
手紙を開封した際、中身が一枚だけでは、格好がつきません。便せんは2枚以上入れるように。儀礼的に白紙の便せんをつける手もありますが、結びの挨拶だけでも2枚目にかかるようにした方が良いでしょう。
便せんを折る時の基準は、封筒の形。縦長の和封筒は三つ折りに、横長の洋封筒なら四つ折りにします。どちらも折り目が封筒の開口部にこないようにするのが原則。書き出しの部分を封筒の表に向けて入れてください。

■注意したいこと
手紙・はがきを書く際に気をつけたいのが、筆記用具。正式な手紙の場合は、毛筆か万年筆を使うのが良いでしょう。色は黒かブルーブラックで。サインペンなどはなるべく避けましょうね。

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