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生活百科


【お葬式】 通夜のマナー

近親者が死者とともに一夜を過ごし、故人との別れを惜しむ儀式「通夜」。
ここでは、通夜の時に守るべき、マナーをお教えします。


◆通夜の服装は、きちっとし過ぎないように!?
通夜の場合、遺族は喪服を着用しますが、一般の人は「突然の不幸を知らされて、とりあえずかけつけました」という意味を含め、平服でかまいません。あまりにきちんと整った礼服だと、逆に「故人の死を待ち、事前に準備していた」という印象を与えかねないので、気を付けましょう。
ただし、なるべく地味な色柄のものを着用し、ネクタイと靴を黒いものに取り替えていくのは最低限の礼儀。いったん自宅に戻る余裕があるなら、黒、又は濃いグレーや紺などのダークスーツに着替えましょう。
女性はアクセサリーをはずし、化粧も控えめに。黒いリボンで弔意を表してもよいでしょう。

◆受付では・・・
受付係が面識のある人なら、まず「このたびは誠にご愁傷さまでした…」とお悔やみの言葉を手短に述べます。そして両手で香典を差し出し、会葬者芳名帳に住所、氏名を記入してください。
受付係が面識の無い人の場合は、「××社の営業部の○○と申します。仕事では大変お世話になった者です。このたびは誠にご愁傷さまでした」と、お悔やみの前に、故人との関係を手短に述べ、名刺を差し出します。また、このときの名刺は、左下のカドを小さく折って出すのが慣例です。
上司の代理で参列した場合は、上司の名刺を出し、芳名帳には上司の氏名を書き、その左横にやや下げて「(代理)」と書き、自分の名前を書き添えます。

◆線香の供え方
仏式のお葬式では、会葬者は焼香をします。抹香をたくものと線香をたくものがありますが、通夜では線香、告別式では抹香をたくのが一般的なよう。ここでは線香の基本的な供え方を紹介しましょう。

(1)まずは故人の法名と遺影に一礼。そして遺族に一礼のあと合掌。その後、右手で線香を1本取り、ろうそくの火を移す。 (2)火がついたら、左手であおいで消す。 (3)他の線香と少し位置をズラし、静かに香炉に立て、合掌。
※ 立てる線香の本数は宗教により異なりますが、1本が一般的です。

◆通夜のもてなしをすすめられたら、必ず口をつける
故人を偲び、飲食をともにする「通夜ぶるまい」のもてなしをすすめられたら、少しでも口をつけるのがマナーです。しかし、あまり深いつきあいがない場合は、長居をせず、通夜ぶるまいの前に失礼するようにしましょう。読経が済み次第、退席しても失礼にはあたりません。


ワンポイントアドバイス

会社の同僚や得意先の人と顔を合わせることもあるでしょうが、通夜の席で、仕事の話や世間話をするのはマナー違反。故人を偲ぶ話題を心がけてください。また、『重ね重ね』や『度々』など、不幸が続くことを連想させる言葉も使わないほうが無難かもしれませんね。


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お困り百科


葬儀・告別式のマナーが心配!

通夜を終えた後、成仏を祈る儀式が「葬儀」、故人とのお別れの儀式が「告別式」です。ここでは葬儀・告別式に参列するときに、わきまえたいマナーを紹介します。

◆葬儀と告別式は、引き続き行われることが多い
本来、別々の儀式だった葬儀と告別式ですが、現在は、遺族や親族、親しい友人などで「葬儀」を行い、引き続いて一般会葬者の「告別式」を行うのが普通です。その後、親族のあいさつがあり、出棺をした後は、火葬場へ場所を移し、初七日の法要を行います。


◆葬儀・告別式の服装
一般会葬者として参列する場合は、男性はブラックスーツかダークスーツ。白いシャツに、黒いタイと黒い靴を。ネクタイピンや胸のチーフはつけないようにしましょう。
女性は、かっちりとしたシルエットで、肌を隠すオーソドックスなワンピースかスーツを着用しましょう。バッグや靴は光沢のない黒でストッキングも黒に。また、結婚指輪以外のアクセサリーは外し(一連ものの真珠は可)、化粧、香水は控えめにしましょう。
遺族や親族の場合は、必ず喪服で参列します。



◆受付
通夜に出席しないときは、この日に香典を渡します。基本的には通夜の受付と同様です。通夜のマナーの「受付では…」を参照してください。


◆焼香の仕方
仏式の場合、通夜では線香をあげますが、告別式では抹香を焚くのが一般的。ここでは、抹香の焚き方を、「座礼焼香」と「立礼焼香」に分けて紹介します。

[座礼焼香] [立礼焼香]
  (1)中腰で霊前に進み、座布団の手前で遺族に一礼。   (2)霊前にて一礼。その後、座布団ににじり寄って座って合掌する。     (1)次席の人に会釈してから席を立ち、焼香台の正面に進み出て、遺族に一礼。   (2)焼香台の2、3歩手前で遺影を正視して一礼。少し前進して合掌する。  
  (3)抹香をつまみ、目の高さに捧げてから香炉に落とす。3回繰り返し。   (4)再び合掌して一礼。座布団からにじりおりて遺族に一礼し、中腰のまま、静かに席に戻る。     (3)抹香をつまみ、目の高さに捧げてから香炉に落とす。3回繰り返し。   (4)再び合掌して一礼。前向きのまま2、3歩下がって遺族に一礼。向きを変え席に戻る。  

◆辞去のタイミング
葬儀に出る人は、告別式が終わるまで列席します。告別式だけに出る人は、都合によっては焼香を終えた時点で引き取ってもかまいませんが、出棺を見送るのがマナーです。出棺の時は、寒い日でもコートやマフラーを外して、霊柩車が走り出す直前に頭を下げ、合掌。車が見えなくなってから静かに辞退してください。



ワンポイントアドバイス

通夜でも葬儀・告別式でも、わきまえたいマナーやしきたりはたくさんあります。必ず頭に入れて、周囲に不快感を与えないようにしましょう。ただし、いちばん大切なのは、故人の冥福を祈る気持ち。それを忘れないようにしてくださいね。
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