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1920〜40年代のパリ。「カフェ」では、カミュやボーヴォワールたちが、自らの思想や芸術を討論した。年代は多少さかのぼるが、トウキョウにも「カフェ」が存在した。新聞雑誌室、玉突き場、筆や硯を用意した文房具室が完備されていた。ハイカラな文化人たちが、文学や芸術、西欧の思想を論じる場所、サロンとして位置づけられていた。そして現代、「カフェ」はカタチを変えず、いまだ存在し続けている。背景や店内から流れるBGMといった様相は変わったが、本質的な部分は80年前と同じだ。
「カフェ」は文化が生まれ、育つ自由な空間。 若者たちのパワーや芸術的感性がぶつかり、ほとばしり、新しい【何か】を創りだそうとしている。
ロバート・ハリスは放浪し、たどり着いた街でかならず「カフェ」を訪れる。「街につくと、道端で出会った人に『若者が集まっているカフェはどこ?』って聞くんだ。若者が集まったカフェに行くと、カルチャーや流行に巡り会うことができる。そこで出会う人々、見るもの、聞くもの、すべてから【流行】を感じることができるんだ」
自分と同じ空気を放つ連中と初めて会っても、すぐに仲間になれる。論じ合い、お互いを刺激することで、新たな【流行】が生まれる。
「出会うのは若者や怪しげな連中、アーティストたち。彼らがいるところはすごく刺激的だ。哲学や文学について語り合っても、会話に終わりがない。どんどん話題や発想は広がっていく」
現在、ロバート・ハリスは、J-waveのナビゲーターや執筆活動を通して、独自の視点に思想や発想を交えながら、世界中のコミュニティのトレンドを紹介している。彼の発信は、刺激的な空間から生まれた、話題や発想の産物である。
彼の本能はインスピレーションを感じ、さらなる発想意欲をかきたてる。 |